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2023.04.10

薬学科の小林准教授、坂本助教、照井教授らの共同研究の成果がThe Journal of Biochemistry(JB)に掲載されました

ポリアミンは、ほぼ全ての生物に存在し、細胞の成長・増殖に必要不可欠な物質です。また、熱ショック、酸化ストレス、酸・アルカリ環境など様々なストレス下で、細菌の細胞増殖や生存に寄与していることが知られています。 今回、生命の祖先モデルとして広く研究されている高度好熱菌のThermus thermophilusにおいて、アミノ酸の代謝に関わるアルギナーゼと呼ばれる酵素が、ポリアミンの合成においても重要な役割を果たしていることを特定しました。本研究は、難培養である腸内細菌における代謝系の解明にもつながり、腸内細菌叢が関与する疾患の治療や予防、生活習慣の改善等への応用が期待されます。 Putrescine Biosynthesis from Agmatine by Arginase (TtARG) in Thermus thermophilus. Teruyuki Kobayashi, Akihiko Sakamoto, Keiko Kashiwagi, Kazuei Igarashi, Koichi Takao, Takeshi Uemura, Toshiyuki Moriya, Tairo Oshima, Yusuke Terui. The Journal of Biochemistry, mvad026, 掲載ページ

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